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2006年12月15日

クリスマス礼拝

今晩はクリスマス礼拝でした。

門.JPG

と言っても,私はクリスチャンではありません。たぶん,この先もクリスチャンにはならないでしょう。でも,私が非常勤講師を務めている学校はキリスト教系であるため,そういう行事がいろいろあります。せっかく身近に知らない世界を体験できる機会があるのにそれを無視するのはもったいない。良く言えば知的好奇心に促されて,今晩は礼拝に参加してきたというわけです。

ちなみに,学校での礼拝も朝10時から10時半まで毎日あるため,1時限目は朝8時半から始まります。普通よりたった30分早いだけですが,意外に打撃ものでした。


礼拝の場所は,1932年に建築されたという学内の由緒正しき『ラーハウザー記念礼拝堂』。正面にはキリストの昇天を描いた英国製のステンドグラスと,東京以北で最も古いパイプオルガンが設置されています。その筋によると「その美しさは筆舌に尽く難い」そうなのですが,そういうものに疎い(比較対象を知識としてもたない)私は「ふーん,これかー」でした。

説教全景.JPG


礼拝は,かいつまんで言うと,讃美歌斉唱(左;パイプオルガン演奏),聖書朗読(中央),牧師の説教(右),と進みます。牧師(プロテスタントなので牧師,カトリックだと神父。そんなことも,この学校へ勤めるようになって初めて知りました)の今晩の説教の内容は,「神様の光には誰でも平等に照らされる。それは逆に言えば,その光からは逃れられないということである」ということでした。ふーん,そうですかー。

牧師.JPG

賛美歌.JPG

聖書朗読.JPG


この後に本日のメインイベント,オラトリオ 『メサイア』 (ヘンデル作曲)がありました。
実は,オラトリオというものを知らず,調べておこうと思いながら忘れていた私は,今晩初めてオラトリオなるものを知りました。ソプラノ唱者(左写真)とバス唱者(右写真)とコーラスがいて合唱と言えば合唱ですが,オーケストラの演奏がついていて(中央写真),歌には物語性があってオペラのよう。でもオペラみたいに,綺麗な衣装を着ていたり,演技があったりするような劇ではない。何よりも,物語というのが聖書の内容で,かつ,聖書のいくつかの章節を歌詞にしていて,これでもかというくらい同じ箇所を何度も歌う。ふーん,こういうものかー。帰宅してから調べたら,「日本語では聖譚曲と呼ばれる」とあり納得しました。ちなみに今晩は,キリストが誕生して羊飼いたちが賛美する箇所。そりゃそうですよね。

バス.JPG

ソプラノ.JPG

オラトリオ2.JPG


とりあえず知的好奇心は満たされた一夜でした。ちなみに,賛美歌斉唱は6曲あったのですが,私の知っている賛美歌はただ1曲 『きよしこの夜』 だけでした。

キャンドルサービス.JPG

投稿者 watanabe : 2006年12月15日 23:02

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コメント

ふ~ん。協会か。きれいだにゃ。
宗教はわからないけど、ステンドグラスは好き。
どこだったか、前にテレビでマチスのデザインしたステンドグラスのある協会を紹介してて、すんごいいれいだった。
会社の女性がステンドグラスを作っていて(本当はこっちが本職)、力仕事みたいだけど、色やデザインが素敵なの。ステンドって、きれいだしガラスなんだけど、ちょっと骨太の感じだよね。私もステンドの窓がほしいな~。
ところでひよこさん、そんな神聖な行事でデジカメなんかパシャパシャやって、大丈夫なの?

投稿者 shiratori : 2006年12月16日 17:15

白鳥さん,ここにも天然が入ってますよ。「協会」ではなく「教会」です。ワーカホリックですね。

私もステンドグラスを一度は作ってみたいと思っているんです。思っているばかりでちっとも実行に移していないので,とりあえず来年の目標ということにしておきます。

神聖な礼拝中なので,撮影はすべてフラッシュなしで行いました。でも,結構参加者はみんなフラッシュたいて撮ってましたよ。神様は寛容だから良いのでは?

投稿者 ひよこ : 2006年12月16日 19:19

あはっ。ワーカホッリクというより、単に不注意なんだな。昔からよく読みなさいとか、よく確認しなさいとか言われてるもん。ステンドに挑戦するの?いいなぁ。私も環境的にはすぐ近くの席にプロがいるので、教えてもらえるんだよね。でもなかなか実現しないのね。

投稿者 shiratori : 2006年12月18日 18:07