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2006年12月05日

仙台銘菓「霜ばしら」

おとといの初雪は解けて,今日はまた庭の土が顔を出していました。残念。でも,今日は霜柱が朝日に輝いていました。

霜柱1.JPG

そこで,ふと思い出したのが仙台銘菓「霜ばしら」。飴です。綺麗ですよね。芸術品です。

霜ばしら.JPG

見た目はさらし飴みたいですが,食感はとても軽く「サクサク」を通り越して「シュワシュワ」といった感じ。当然,この食感を生み出す断面も繊細で,下左の写真のように,「円筒に穴が開いている」ではなく「薄い紙を丸めてある」状態です。あまりに繊細で壊れやすいので,缶の中に落雁粉が充填され,その中にぎっしりと詰められています。下右の写真は,落雁粉を少し取り出したところ。

霜ばしら断面.JPG

霜ばしら缶.JPG

仙台銘菓というと他のものが有名ですが,これは私の一押しです。もちろん,取り出した落雁粉も食べられます。弱火で熱して砂糖を加え(そのままでは甘くない),自家製落雁を作れるという楽しさのおまけつき。仙台出張の折はぜひご賞味ください。ただし,冬期限定品なので4月までにどうぞ。

投稿者 watanabe : 2006年12月05日 20:04

コメント

ひよこさんの写真、科学雑誌のようです。アップが美しい。一昨日の晩から明け方にかけて、ウチの方もかなり冷え込みました。朝の散歩のときに、道端の草に霜が...ひよこさんちの方と同じような、でもちょっと負けてます。仙台は別世界のようですよね。
お菓子の「霜ばしら」はとっても魅力的です。出張のときなどよく土地のお菓子を見て歩きますが、高岡で見たお菓子も名前は忘れましたが、白くて素朴できれいで、おいしかったなぁ。一般受けはしなそうでしたが。
仙台、いいところですね。お菓子、もっと紹介してください。

投稿者 shiratori : 2006年12月06日 17:51

霜柱、前の会社の人のお正月帰郷したときのおみやげでいただきましたが、口の中で溶けるようでおいしかったです。冬限定なので何回か仙台に行ったのですが、これを手に入れることは出来ませんでした。でも、仙台にはおいしいお菓子や駅弁がたくさんあって仙台出張は何をおおみやげにしようかなと楽しみでした。萩の月はいろいろなところで似たようなのがありますが、元祖はおいしいです。あと最中も絶品だと思います。(普段はあまり食べないのですがこれは別です)ということでこれからもいろいろ紹介してください。
しばらくブログを見なかったらいろいろ掲載されていて写真もきれいでこれからが楽しみです。

投稿者 秋桜 : 2006年12月06日 21:25

白鳥さん,「科学雑誌のよう」なんて嬉しいです。デジカメは今ひとつピントが合わせにくくて,特にマクロ撮影は四苦八苦しています。魅力的なお菓子をこれからも紹介していきますね。

投稿者 ひよこ : 2006年12月07日 04:47

秋桜さん,「霜ばしら」をご存知でしたか。すごい。隠れた仙台通ですね。「萩の月」も最中(「白松が最中」かな?)も有名ですよね。仙台をはじめ,東北の美味しい食べ物をこれからも紹介していこうと思います。

投稿者 ひよこ : 2006年12月07日 04:50

デジカメは便利ですけど、近いものはボケますよね。私は去年、やっと購入しましたが、便利なもんで、しょっちゅう使うようになりました。近くがばっちり写るようなデジカメは高いんでしょうね。

投稿者 shiratori : 2006年12月07日 13:01

白鳥さん,デジカメってピント合わせが本当に難しいですよね。「近くがばっちり写る」というキャッチフレーズのデジカメ(マクロ撮影1cm)も試してみましたが,そんなに「ばっちり」ではなかったですね。やっぱり,デジカメも一眼レフが良いのでしょうが,大きくて重たいとなるとデジカメの便利さが半減してしまうような気がして,いまだ購入を躊躇しています。

投稿者 ひよこ : 2006年12月07日 21:24

ひよこさん、近くを捕るときに、少し離れてズームで撮ると、まだうまく撮れるみたいです。試してみてください。

投稿者 shiratori : 2006年12月08日 12:56

白鳥さん,ご助言ありがとうございます。実はその方法も試してみているのですが,うまくいきません。カメラは,「ピントが合いました!」と言ってくれるのですが,私の目で見ると「合ってないじゃ~ん」ということが多々あります。カメラ(デジタルエンジン)の特性でしょうか?コダックのカメラの時は比較的ピントが合いやすかったのですが,その後使っているソニーやパナソニックはやはり今ひとつのようです。難しいですね。

投稿者 ひよこ : 2006年12月08日 18:45

「霜ばしら」

何が何でも食べてみたいです。
そして、その薄い繊細な断面を、後ろめたく感じながら指先でプシュッとつぶしてみたい……。

妹の家族が、転勤で数年間仙台に住んでおりましたが、お土産はいつも「萩の月」の一点張り。
同じ環境にいても、センスや好奇心の違いで、全く別の人生を歩むんですよね。痛感しました。

投稿者 MCAT : 2006年12月10日 03:54

「薄い繊細な断面を、後ろめたく感じながら指先でプシュッとつぶしてみたい」。うーん,深い感想ですね。ぜひ実現させてください。その指先の感触はきっと忘れがたいものになると思います。
『萩の月』は,妹さんの初めてのお土産の時,MCATさんがとても喜ばれたのではないでしょうか。その印象が強くて他のものを出せなかったとか。それに,『霜ばしら』は大勢で食べるには向いてませんし,子供や若者もあまり喜ばないかも。いろいろ考えると,人にあげるのはためらうところがあるかも知れませんね。

投稿者 ひよこ : 2006年12月10日 21:28