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2006年08月26日

小町算

「小町算」をご存知でしょうか?
次男(中学1年)の夏休みの課題に小町算の応用問題がありました。

小町算は
1 2 3 4 5 6 7 8 9の間に、演算記号(+、-、×、÷)または空白を入れて、100にする算数パズルです。
例をあげると分かりやすいかもしれません。
ICO_205.JPG 1+2+3-4+5+6+78+9=100
ICO_205.JPG -12÷3+45-6-7+8×9=100


小町算の由来は小野小町。平安時代、絶世の美女として世に知られた人です。
小野小町ICO_080.JPGは、彼女に恋焦がれる深草少将ICO_061.JPGに、自分の元に100夜通ったならば意のままになると約束しました。深草少将はなんとか99夜通いましたが、あと一夜というその日に急死してしまいます。年老いた後、小野小町は、深草少将を偲びながら、1から9までの数字を使って99を作る計算を考えていた、という話が伝えられています。


さて、宿題の問題は、100をつくるのではなく、中学1年生ICO_055.JPGの生まれた年、1993と1994をつくるもの。インターネットで、=100の小町算の解答例はいくらでも調べることができるため、数学の先生ICO_056.JPGが工夫されたのでしょう。 私ICO_075.JPGもパズルにはすぐ夢中になる方なので、もちろんやってみました。

ICO_111.JPG -12+345×6-7×8-9=1993
ICO_111.JPG 1+2+34×56+78+9=1994


では、問題です。今年は2006年、2006をつくってみてください。意外と簡単にできますよ。
ICO_205.JPG 1 2 3 4 5 6 7 8 9=2006


BAN_125.JPG


小町さん(小町算の掛詞です、はははっ)、晩年、ほんとうに和算に取り組んでいたのでしょうか?

花の色はうつりにけりないたずらにわが身世にふるながめせしまに
(古今集)

投稿者 MCAT : 2006年08月26日 23:58

コメント

-1+2+345*6-7*8-9ですね。

京都の西洞院通を歩いていると、小町さんの化粧水の碑が何気にあります。和算に取り組んでいたかはわかりませんが、化粧水が碑になるくらいですから、美人だったのは本当かもしれないと思います。

投稿者 一口カステラ : 2006年09月03日 04:24

小野小町さん。
百人一首の読札の絵をみても?????という感じ。
平安時代と現代の美意識の違いでしょうか?

投稿者 MCAT : 2006年09月04日 01:44