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2006年07月27日

パズルの答え

a.jpg「床屋」の答え

村に床屋が2軒しかないということは、床屋の店主はお互いに散髪をし合っているはず。
小汚い床屋の店主のひどいヘアスタイルは、きれいな床屋の店主の腕のせいである。きれいな床屋の店主の髪を切っているのは、小汚い床屋の店主である。
よく考えて、旅人は小汚い床屋を選んだ、というわけ。



b.jpg「腕を送る男」の答え

3人の男は、ある任務を帯びて飛行機で移動中、太平洋上に墜落した。何日間も救命ボートで漂流しているうちに食料が尽き、絶対絶命となった。3人は、やむを得ず自分達の腕を食べる決心を固めた。「何があっても全員が必ず左腕を切り落とす」という厳かな誓いのもと、3人の中にいた医師が切断手術を行った。
1人の腕を切断して食べ、さらにもう1人の腕を切断して食べた。そこで救援隊がやってきた。医師の左腕は無事ですんだが、仲間と立てた誓いは残っていた。救助された後に、医師は約束どおり自分の左腕を切り落とし、その証明のために箱に入れて仲間に送ったのだった。
2人の男は順番に誓いを確認していたのである。

投稿者 MCAT : 2006年07月27日 22:43

コメント

【床屋】の答え 私はこう考えました。むさくるしい床屋の店は、主人の腕が良く、店は大変繁盛して「紺屋の白袴」の如く、自分の身の回りのことに手が回らず、汚い店構えとむさくるしい格好でいた。一方、きれいな床屋は主人の腕は悪くそのため、人気もあろうはずがなく暇をもてあまし、時間つぶしに身の回りの手入れが行き届いていた。旅人は、結論として行列のできている店を選んだというのが僕の回答です。それにしても、テレビに登場する昨今のカリスマ美容師(もう、死語?)、僕にはどうしても、こざっぱりとしてではなくむさくるしい方に見えるのですが、この回答でいくと大変流行っている美容師なのでしょうか?でも、テレビに出てアブラを売る時間もあるし・・・・。

投稿者 チョコ : 2006年07月28日 09:11

チョコ さん

この「床屋」の答え、いいですねぇ。

上の答えは、ご紹介した本の筆者ポール・スローンの紹介するもので、私も同じ答えを思いつきました。
「腕を送る男」は、まったく歯が立ちませんでした。

チョコさんの答えは現実の世の中を反映していて説得力があります。

投稿者 MCAT : 2006年07月28日 20:01

こんにちわ
床屋のほうは、何故かすぐわかりました。
たぶん昔読んだのでしょう。
手…はまったく歯が立たず…
推理というより、たくましい想像力が必要とする回答例ですね^^;

投稿者 dewey : 2006年07月29日 12:09

いつも、きれいで素敵なブログで、次回が楽しみです。
これで悩まず済みました。
店主の外見のことも考えて、話しのつじつまを合わせてあるのかあと感心しました。

投稿者 一口カステラ : 2006年07月30日 01:09