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2006年05月21日

プロ意識

金曜日、よく行くフランス料理のお店に行ってきました。超高級店といった類のお店ではありません。あまり構えることなく、気楽にいただけるところが気に入っています。行けるのは月に一度程度なのですが、定期的にお邪魔することで顔なじみになっています。

メニューを説明してもらうとき、いつも感心することがあります。サーヴィスの方が、私が以前何をいただいたかを覚えていることです。前回のメニューは、ほぼ完璧につかまれています。それ以前のメニューでも、だいたい覚えているようです。「前回xxを召し上がっていただいたので、今回は趣向を変えてyyはいかがですか」「以前召し上がったzzがお気に召したのであれば、aaもきっと気に入っていただけると思います」等々。そして、そのお勧めが外していたことはほとんどありません。

大きい店ではないし、定期的に伺っているから好みがつかみやすいということもあるでしょう。でも、やはり一番大きいのはサーヴィスの方のプロ意識なのではないかと思うのです。他のお客さんとの会話が聞こえてくることもありますが、言葉の端々に、自分の仕事で「この客」を満足させよう、という意識がうかがえるように思えます。

私も、プロであろうと心がけているつもりですが、お客様からはどう見えているでしょうか。職種は全然違うけれど、私もこうありたいものだ、と、この店を訪れるたびに思います。

投稿者 misto : 2006年05月21日 11:08

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コメント

お客様を満足させることがプロ意識に同感です。
自分の知識をひけらかす人、相手がわかっていない様子なのに延々話を進める人など見かけますが、これは自己満足であって、お客様を満足させてはいませんよね。私も話しかける相手の方にわかってもらえるよう、さらには満足してもらえるように肝に銘じたいと思います。

しかし、馴染みのフランス料理のお店なんて素敵ですね。私は、本を片手に静かにゆっくりとグラスを傾けられるお店を探してみたいです。

投稿者 miffy : 2006年05月21日 12:52

詳しく正確に話すことは、自己満足の方の道に行ってしまうことが多いですよね。簡潔にエッセンスだけ話す、というのは簡単なようで難しいです。何が幹で、何が枝葉か、自分がしっかりわかっていないと、枝葉を切り落とすことができません。

研修などを受講して「今日の話は簡単だった」と思うときは、きっと優秀な講師なのだと思っています。難しく話す方が、むしろ簡単です。
#なんだか、だんだんわけがわからなくなっていますが。

>馴染みのフランス料理のお店なんて素敵ですね
ああ、こうして文字にしていただけると素敵ですねえ。私の馴染み方はちょっと雰囲気違うのですが(^^;
本を片手に静かにゆっくりグラスを、なんてほど遠く、肉の固まりなんかと格闘して、制覇して、おなか苦しくなって帰って来る、というのがいつものパターンです。

投稿者 misto : 2006年05月23日 08:10