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2009年12月19日

第5回技術サロン

今年も残すところあとわずかとなりました。
年明け2月には第5回技術サロンを予定しています。2月20日(土)14:00~16:00 地下鉄日比谷線神谷町駅から徒歩5分 日本技術士会葺出ビル会議室にて行います。

申込み方法等、詳細はこちらをご覧ください。

将来の進路・仕事について不安に思っていることや先輩技術者に聞いてみたいことなど ご希望をお寄せください。できるだけご希望に沿うような内容のサロンを企画したいと思っています。

投稿者 author : 2009年12月19日 10:32

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コメント

こんにちわ。私は土木コンサルタントに勤めて4年目の社会人です。
技術サロンに参加できないので、ここで私の相談に乗っていただけたらと思い書き込みをします。
勤めている会社は女性は契約社員でしか雇わず、技術士を取れば正社員になるシステムになっています。しかし男性は初めから正社員です。そのせいか、男性社員から「技術士を取っても忙しいだけなんだから、早く辞めたら?」とか「労働条件が不利な会社をなんで選んだの?」など、私なりに事情があって選んだ会社で、どんな人もすべて労働条件に納得して働いている人はいないと思うのですが、そういう言葉を聴くのは辛く、自分が選んだ道は間違っているんじゃないかと後悔と不安で一杯です。
私自身も過度な業務で胃を壊してしまい、1年近く通院をしています。また業務が忙しく、体調を崩している社員を見ると、働いていける自信がなく、意欲もなくなりました。
でも、いざ辞めるとなると、専門職は、なかなかないと思いますし、まったく違う職に就く事も考えないといけないと思っています。

これを読んでいただいた方で、このような状況をどう捉えて、乗り越えていけばよいか、アドバイスやご意見をいただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

投稿者 海猫 : 2009年12月22日 15:01

海猫さん、こんにちは。ここにコメントをつけていただいたこと、ありがとうございます。
海猫さんの不安な気持ち、伝わってきます。私は情報システム系の技術者なので、土木コンサルタントに直結したアドバイスはできませんが、ひとつだけ感じたことを…。
体調を崩したり、いろいろ大変な状況だと思いますが、辞めるのは次を見つけてからの方が良いです。仕事をしながらの求職活動も大変だとは思いますが、辞めてなかなか次が見つからないプレッシャーはそれにまさると思います。特に今は不景気で、海猫さんの資質に関わらず、なかなか次の就職口が見つからない可能性も高いことでしょう。だからこそ、次のことを考えながらも、それがしっかりと定まるまでは辞めずにいることをお勧めします。
ほかの人からもコメントがつくと思います。しばらく、見張っていてくださいね。
海猫さんに楽しいクリスマスが訪れますように。

投稿者 misto : 2009年12月24日 22:54

海猫さん、書き込みありがとうございます。

私もそういう差別を受けて、ブスッと刺してやりたいと思ったこと、
今でもそう思っている男性数名がいます。
お辛い気持ち、お察しします。

そのようなあからさまな差別は、
今の法律(男女雇用機会均等法)下では、
罰則規定にあたると思います。
会社を訴えれば勝てると思うのですが、
そこまで元気がでないようでしたら、見切りをつけて
あっさり転職することをお勧めします。

しかし、まずは体調をしっかり直して、元気をたくわえ、
訴訟覚悟で会社に改善を申し立てるのか、
転職するのか、ゆっくりきめてください。
今は経済環境が悪すぎます。時間はあるのでゆっくりです。

投稿者 なもこ : 2009年12月25日 00:35

海猫さん
こまったものですね。いつの時代もこのような人達が技術の世界にいることが嘆かわしいと感じます。まず、会社にそのようなレベルの人がいるということは、会社自体のモラルが大変低いですから、先々は転職したほうがよいでしょう。ただし、今はコンサル自体に仕事がないので、少し情勢を見たほうが賢明です。
随分昔になりますが、私は都市計画のコンサルへ就職した際、技術者らしからぬ(?)格好だったらしく、男性からも女性からもいろいろ言われた経験があります。その時、新聞のコラムだったと思うのですが、<出る釘は打たれるが、出過ぎる釘は打たれない>というのがあって、出る釘程度ではダメだ。出過ぎる釘になろうと思いました。
自分が毅然としていないと、ますますそのような対象になります。まずは、しっかり完成度の高い仕事をすること。ここは緊張してね。それからプライベートの時間にしっかり自分の将来イメージを思い描くこと。このブログでもいいですが、心を楽にできるぶっちゃけの場を持つこと。そして体を冷やさないこと(病気の原因になります)。今は自分の活力を保つ作戦をしっかり持ちましょう。また、コメントしてくださいね。

投稿者 トラトラ : 2009年12月25日 09:41

追伸です。

このような場合の相談窓口として、
厚生労働省の労働局雇用均等室があります。
下記のFAQに、お答えもあると思いますので読んでみてください。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/danjokintou/q-a.html

こんな考え方の人や、そういう会社がのさばっていることが
社会悪だとさえ思います^^;
後輩のためにも、他の女性のためにも
私たちも声を上げていきましょう。

投稿者 なもこ : 2009年12月25日 13:44

海猫さん
猫好きですか?私は好きです。
さて、海猫さんの気持ち、痛いほどわかります。
なもこさんが書かれているように、私も突き落としてやりたい(どこから?)気持ちで一杯でした。
私は建設コンサルタントに勤めてウン十年ですが、
学生時代は男子学生となんら差別無くすごしてきたのに、
社内にはいきなり歴然とした差別がありました。
ぼーっと10年くらい働いて、これではイカンと技術士資格に挑戦しました。
合格したけど、当時の所長は、お祝いを言ってくれるどころか
「女が合格して男はどうすんだよ?」と聞こえるように言ってました。
でも、仕事でお付き合いのあった役所の方はみなさんでお祝いしてくださいました。
今でも思い出すと気持ちが暖かくなります。
自分のことばかり長く書いてしまい、ごめんなさいね。
海猫さんには、本当に自分がどうしたいのかを、見極めてほしいです。
健康には気をつけなければいけませんが、
労働環境は多かれ少なかれ、女性に不利なところが多いし、
特に土木は古い体質を引きずっているように思います。
それでも、技術士になれば、どこにいようときっと道は開けると思います。
興味本位の余計な雑音はシャットアウトして、自分の進みたい道を進んでほしいです。
仲間は社外にたくさんいますよ。
海猫さんが技術士になって、お会いできることを楽しみにしています。

投稿者 shiratori : 2009年12月25日 19:24

海猫さん
非常に辛いこととお察しいたします。
私はまだ学生(修士課程2年)であるため転職のことも分かりませんし、他に書き込みしてくださっている皆様のような適切なアドバイスもできませんが・・・

ただ、そんな私でも一つだけ言っておきたいのは、
「海猫さんは何も間違った行動をしていないし、どうこういうのは周りがおかしい」
ということです。

周りに色々言われると、「自分の考えが間違っているのではないかな」「自分の選んだ道がまちがっているのではないかな」と不安になられるかと思います。しかし、海猫さんは間違っていないと思います。労働条件が不利だということを理解したうえでその会社に就職されたとのこと、私からすれば非常にかっこいいことだと思いますし、非難されるようないわれはありません。

状況は違いますが、私は現在アカハラに遭っています。授業などでお世話になっている非常勤の先生に何度も食事や遊びに誘われたり、お誘いのメールに返信しないと携帯まで連絡が来たりということが1年半ほど続いております。断りきれずに時々お誘いに乗ってしまう私も悪かったのですが。
周りに相談しても「誘われるうちが華やで(笑)」などと冗談で返されるばかりでした。そのせいか、「誘われるのは断れなかった自分のせいでもあるし」「先生は善意で誘ってくださっているのに、こんなことで悩むなんて自分のわがままなのかな」などと悩んでいました。
しかし一昨日、幸運にも隣の研究室の教授が、何かおかしいということに気づいてくださり、解決に手を貸してくださることになりました。教授の「これは明らかにアカハラだし、非常にまずいことなのですよ。」という言葉のおかげで救われた気がしました。自分が悪いと思っていたのに、そうじゃないよと言って貰えて少し心が軽くなりました。

海猫さん、社員の方々から辛いことを色々と言われて滅入っていらっしゃることかとお察しします。
しかし、ここに書き込んでいらっしゃる皆さんは、海猫さんの方が正しいと思っていらっしゃいます。社内の方から何を言われようが、自信を持ってください。
このような状況のなかで4年間も頑張ってこられたこと、大変すごいことだと思いますし、海猫さんは強いお方だと思います。
ただ、今はあまり頑張りすぎないよう、身体を第一に考えてあげてくださいね。
海猫さんほどの強さがあれば、元気になればきっと道は開けてくると思います。

若造が偉そうにすみませんでした。

投稿者 giclas : 2009年12月27日 02:52

コメントたくさん つきましたね。
海猫さんの職場環境 とても問題と思います。
それにgiclasさんのアカハラも びっくりしました。身近の実例を聞いたのは初めてでした。大学にアカハラ相談窓口などは ないのでしょうか?
「自分が悪いと思っていた」というコメントは とても気の毒というか 「そうじゃないよ!」と大声で言いたい気持ちです。
とにかく二人とも解決に向かうといいですね。

投稿者 author : 2009年12月27日 18:49

海猫さん、こんにちわ。

こういう場では初めてコメントするので適切な意見かどうか分からないのですが、少しでもお役に立てれば幸いです。

女性で、技術(専門)職で、契約社員。
海猫さん、大変な4年間だったと思います。
私もほぼ同じ立場ですので、お気持ちお察しします。

私は建設コンサルの契約社員。7年目です。

私の勤める会社でも、女性は事務系の一部の職を除き、契約社員かパートからのスタートで、正社員になるのは非常に困難といわれています。

一応、技術士資格を取得すれば、正社員としての採用を経営層に推薦してもらえると言われています。

但し、正社員になれるかどうかは、その時の会社の業績や技術的な戦略、人事、個人の実績などが絡んできますので確約ではありません。
そもそも契約社員の正社員登用の条件が、非常に曖昧にされているのです。
このような会社の対応は法令違反ということになるのでしょうか?(私の勤める会社には男性契約社員もいますので、厳密にはどうなのか分かりませんが・・・)

ただ、ここでは、こういう状況の中、私と同じ会社に勤めていた女性技術者が、現実的にはどのように対応したかということをご紹介したいと思います。

私の勤める会社には当初、私と同年代(20代後半~30代前半)の女性技術者(契約社員)が5名いました。
現在、このうち4名は転職し、同種業界(1名は異種業界)で正社員として働いています。
残りの1名(私の先輩)は技術士資格を取得して正社員になりました。(但し、正社員としてのスタートが遅れるので、給与や出世速度は正社員として入社した男性に比べると、低いと思います)
私も昨年、技術士を取得しましたが、会社の業績が急激に悪化したため、正社員登用は先送りにされ、現在に至っています。

正社員になった仲間は、皆ますます忙しく、体調を崩したと言う話も良く聞きます。ちなみに未だ誰も母親になっていません。
また、セクハラ的な発言をされることも変わらず多いそうです。

このように、正社員になったとしても、公務員や大企業でない、中小企業の技術(専門)職の女性正社員というのは、ハンディが多いのが現状だと思います。

私も何度も転職しようと考えたことがあります。
ただ、間抜けな話ですが、私は今の仕事の内容が面白く、お客さんから頼りにされるのが嬉しくて、辞めることができなかった。

結局、私の場合は、自分が技術(専門)職で仕事を続けるのだったら、少しでも快適に続けられるように、フィールドづくりをすることにしました。

条件の良い同種業界の企業に転職活動したり、女性の先輩技術者に泣きついて何度も愚痴ったり、相談したり。
(社外を問わず女性技術者の仲間をつくっておくと、とても良いアドバイスを貰えると思います。ストレス発散にもなります。)
男性社員の暴言で聞き捨てならないものは、こっそり上司に言いつけて改善を図ったりもしました。
(訴訟というお話もありましたし、もし上司や組織を使って改善を図るのであれば、ご自分の立場が不利にならないよう、慎重に進めていただきたいと思います)

また、正社員を目指すにせよ転職するにせよ、技術士資格があって損はないだろうと、勉強を進めたりしていました。
もちろん、仕事も忙しいし、体調を崩したときには無理せず、何年もかけてボチボチです。

結局、これが正しかったかどうかは良く分かりません。人にも色々、言われました(アドバイス、暴言含めて)。ただ、仕事を続けて行く上での自分の有り様に、納得はできるようになりました。


海猫さんにも、まだまだたくさんの選択肢が有ると思います。
年末ですし、少しでも身体を休めて気晴らしをしましょう。元気が出たら、少しずつ、色々やってみては如何でしょうか。
ただ、良く考えて、選んで、準備してから、行動に移すことをお進めします。
そのために、ここのブログのメンバーはきっとたくさんの良いアドバイスをくれると思いますよ。
そして何より体が資本です。どうか、体を大切にして、海猫さんが納得できる選択をしていって下さい。

以上 長々とありがとうございました

投稿者 Nyacodii : 2009年12月27日 21:05

あけましておめでとうございます。

たくさんのアドバイスやコメントありがとうございました。

読んでいて、みなさん、色々苦労されて、それでも一生懸命向き合って頑張ってこられたんだと思いました。

>giclasさん
私の友人も同じようなアカハラに合っていました。お互い違う大学に通っていたので、常に話を聞いていたわけではありませんが、giclasさんと同じように悩んでいました。
誘いを断るのは難しいですし、辛いですが、自分の身を守るため、相手のためにも、はっきりさせた方がいいと思います。大学にはアカハラ相談窓口もありますし、抱え込まずに相談してみてください。

トラトラさんやShiratoriさんがおっしゃるように今後の事も考え、毅然とした態度で、暴言にも左右されない自分のビジョンを持つことは大切だと改めて思いました。
またNyacodiiさんの具体的な体験談は大変参考になりました。転職活動や職場での改善など色々な事をされて、納得して仕事をなさっている事はすごいなと思いました。

つい、業務が忙しくなると、目の前の事で精一杯で、先々まで考えられなくなってしまっていますし、いずれ転職と思っても、そこに行き着くまでの過程がはっきりしないと不安になってしまいます。
しかし、どんな生き方をするにせよ、簡単にはいきませんが、納得のいく働き方を模索していきたいと思います。
アドバイスやコメントを頂いて元気が出てきました。
本当にありがとうございました。

投稿者 海猫 : 2010年01月05日 17:26